こんろ着火 ペット原因?
2023年1月29日(日) 中日新聞、他
愛知、兵庫両県で昨年発生した2件の火災について、ガス器具大手のパロマ(名古屋市)や地元消防が、ペットの犬猫が台所のガスこんろを着火したことが原因とみて調査していることが28日、分かった。
いずれも押すタイプの点火スイッチで、もたれかかるなどした際に接触した可能性がある。
製品評価技術基盤機構(NITE)は「未使用時は元栓を閉めたり、ロック機能を使ったりしてほしい」と呼びかけている。
NITEの調査でも、2014年以降、ペットが原因とみられる火災が他に沖縄県や北海道、静岡県、福岡県など13都道県で計18件発生。
13年以前はほとんどなく、ペットの室内飼いが増えたことや、スイッチをひねる回転式ではなく、火力調整がより簡単なプッシュ式が普及したことが背景にあるとみられる。
点火スイッチが押すタイプのガスこんろ。昨年、愛知県豊田市で発生した火災現場のこんろと同型の製品(パロマ提供)
愛知県豊田市では昨年7月29日、ペットサロン併設の事務所から出火し、壁や天井を焼損した。
消防の調査では、ガスこんろの点火ボタンが押されたままで、近くにあったプラスチック製の餌入れも燃えていた。
オーナーの60代女性よると、事務所を不在にした約30分間に煙が室内に充満。
飼育する大型犬7頭が台所に入れる状態だった。
現在は台所を柵で閉じ、回転式のこんろに交換した。
この2日間には神戸市灘区のマンション一室が全焼する火災も発生。
住人の米国人夫妻は外出中で、飼い猫2匹が死んだ。
こんろの損傷が特に激しかった。
餌を食べようと猫が前足で点火ボタンを押したとみて、消防が調べている。
ペットが原因の火災にご注意下さい
更新日:2017年8月25日更新
大分県食品・生活衛生課
ペットや小動物、害虫が原因とみられる製品事故が2016年度までの5年間に78件あり、重軽傷を負った事例があることが独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)のまとめで分かりました。
・ペットが調理器具のスイッチを入れた
・ペットが電気製品に放尿した
・ペットがバッテリーをかんだ
・ネズミが冷蔵庫のコードをかじった
・鳥がストーブの排気口に巣を作った
などの事例が報告されています。
外出時はガスの元栓を閉め電気製品のプラグを抜く、害虫が進入する可能性のある機器は定期的に点検するなどの対策を行いますようよろしくお願いします。
↓↓独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)のHPへリンクします。↓↓
身近な動物が思わぬ火災事故を引き起こします ~ペットだけでなく、ネズミやゴキブリなどにも気を付けて~