Quantcast
Channel: 動物たちにぬくもりを!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3575

ペットについて(フェレット・チンチラ)

$
0
0

ペットとしての代表的な動物は犬・猫、続いてはうさぎやハムスターなどが挙げられますが、比較的寿命が長く飼いやすいということで、フェレット、チンチラという動物が静かなブームを呼んでいるそうです。
特徴などについてのページがありました。

フェレット





フェレットの歴史と特徴
フェレットは野生のヨーロッパケナガイタチ (Mustela putorius) もしくはステップケナガイタチ ( M.eversmanni) を家畜化、改良したものとされているが、詳細は不明であり、3000年ほど前から飼育されていたと考えられている。
アリストテレスは「動物誌」の中で「イタチ」と「野生イタチ」を分けて記述しており、「イタチ」は今でいうフェレット、”野生イタチ”は野生のケナガイタチを指しているのだと考えられている。
体長は、成体で35 - 50 cmほど。
メスの方が小さい傾向にある。
毛色は様々である。
寿命は約6-12年である。

ペットとしてのフェレット
フェレットの行動は、まるで成長しない子猫のようであり、一生活発で好奇心が強い。
しかしフェレットは、一般的にネコよりも人間に懐き、飼い主との遊びを好む。
トイレのしつけや簡単な芸を覚えさせることも可能で、YouTubeなどの動画投稿サイトでは飼い主がフェレットに芸をさせている様子を撮影した動画が多数公開されている。
普段の鳴き声はあまり大きくなく、機嫌が良い時は「クックックッ」、機嫌が悪い時は「シャーッ」と小さく鳴く程度である。
したがって、鳴き声によって隣家や隣室に迷惑をかけることはほとんどない。
ただし、非常に驚いた時などは「キャン!」と犬が吠える程の大声で鳴くことが稀にある。
家畜用に品種改良されてきたため飼い主から離れたフェレットが自然界で生き延びることができる可能性は非常に低いと考えられている。
また、ペットのフェレットは、発情期に体臭が非常に強くなったり、凶暴になることを嫌う飼い主が多いため、大手供給社のペットは去勢・避妊されている。
このような理由から、逃げ出したフェレットが野生化して増え、群れを形成するという心配はないと考えられている。


チンチラ



モルモットと類似?
目属科:ゲッ歯目 チンチラ科 チンチラ属
原産国:ペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリ
体 長: オス25~35cm メス25~35cm(オスよりやや大きい)
体 重: オス400g~600g メス420g~650g寿 命: 5~20年 最長:27年

・特徴
アンデス山脈の3000m~4000m地点が野生種の分布地域。現在は人工繁殖され、さまざまなカラーがつくり出されている。
現在ポピュラーなカラーは、グレー・ブラックベルベット・ベージュ・ブラウンベルベット・ホワイト・パイド・バイオレットなどである。
野生個体は絶滅の危機に面している。
デリケートな動物であるため、飼育は野生下での環境や適温に近づける必要がある。

・食事(飼育下)
主食:チンチラ専用フード・牧草副食:与えなくても問題ない。
もしくは少量の野菜(小松菜・ニンジン・キャベツなど)・果物(リンゴなど)

・アドバイス
食事は、チンチラ専用フード(市販)と牧草をエサとして毎日必ず与える。
牧草を床材に使用すると、排泄物を吸い取り、そのまま食べてしまう傾向があるため、牧草はあくまでも食物として与えることをおすすめする。
飼育のしやすさにもあるように、砂浴びは健康のためにも必要である。
砂浴びがうまくできないと、チンチラ自身の脂で毛がボサボサになってしまうことがあるので、必ずさせてあげてほしい。
皮膚病や眼の病気にも注意。

・なれやすさ
とても頭のいい動物で、飼い主のよきパートナーとなってくれる。
しかしその反面、とても警戒心が強く、臆病な面があるため、チンチラの気持ちになって、少しずつ仲良くなっていけるとよい。
個体によっては非常によくなれ、肩に乗ったり、呼ぶと来るようになる。

・飼育のしやすさ
適温 17~21℃/湿度40%以下
 ※チンチラは大変デリケートな動物であるため、とくに夏季は25℃以上、冬季は15℃以下にならないように温度管理をしっかり行い、適温を保つこと。
チンチラは環境変化や、温度や湿度の変化にとても敏感なため、飼育には最低限の知識が必要。
エアコンなどを使って温度と湿度をコントロールし、安定した環境づくりをしてあげてほしい。
また、エサはセルロース(植物繊維)を多く必要とし、脂質や糖質の多いフードを与え続けてしまうと、体調を崩すので注意。
飼育本やスタッフと相談して、少しでもよい環境でストレスをためさせない飼育を心がけるようにする。
よく砂浴びをするので、ハウスの中には必ず砂浴び用の容器とチンチラ用の細かい砂を用意してあげる必要がある。
砂浴びをさせることによって皮膚病などの予防になる。
飼い主がずっとそばにいてあげられないのであれば、ずっと入れっぱなしにしておかず、1日に30~1時間砂浴び容器を入れてあげ、砂浴びさせてあげるとよいだろう。

・おすすめ度
きちんと育ててあげられれば、とても長い寿命をもつ動物である。
長い間に色々な仕草や行動に驚かされ、感動させられるだろう。
じっくり1匹のペットと付き合いたい人で、チンチラに生活を合わせられる人には最高のパートナーといえる。毛がふさふさしていてとても触り心地がよいが、引っ張るとぼさっと抜けてしまうことがあるので気を付けること。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3575

Trending Articles