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猫にも愛の車いす

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猫にも愛の車いす富山・松本さん 犬に続き

2015年2月18日(水) 中日新聞


松本好史さんが作った車いすを装着して歩く猫=高岡市で(松本さん提供)

完成2カ月 不自由な足 歩けた!
交通事故で歩けなくなった猫のための車いすが完成した。
足が不自由になった犬の車いすをボランティアで作ってきた富山市吉作の会社役員松本好史さん(62)が、これまでの技術を応用した。
猫と犬の違いに苦戦しながらも約二カ月がかりで作り上げた。
「犬用の車いすよりはるかに難しかった」と振り返り、「行動範囲を広げてあげることができて良かった」と話した。
(豊田直也)

松本さんは昨年十月、犬の車いすの評判を聞きつけた高岡市の女性(55)から「交通事故でけがをした猫の車いすを作ってほしい」と依頼を受けた。
「猫は難しい」と最初は断ったが、女性の熱意に「やってみないと分からない」と一転、挑戦することにした。
以前作った買い物カートを改造した犬用の車いすを基にした。
だが、猫は小型犬の半分ほどの体重しかなく、犬用では重すぎた。
そこでアルミパイプを薄く、タイヤも小さくして軽量化を図った。
しかし、猫への試着段階で問題点が次々明らかに。
後ろ足に重心のある猫を乗せると、車いすが後ろに動いて転んだ。
猫は車いすを身に着けることを嫌がり、車いすに乗ったまま横に寝ころんでしまうことも。
松本さんは改良を図り、車いすが転ばないよう車輪の後ろに補助用のアルミパイプを取り付けた。
体に接する部分を極力少なくし、タイヤを「ハ」の字形に傾けることで寝転がれないようにもした。
先月二十四日、女性宅を訪れ、猫に装着させたところ、それまでおしりを引きずって前脚だけで歩いていたのが、車いすに戸惑いながらも少しだけ歩くことに成功した。
飼い主の女性は「今まではおしりの床擦れがひどく、ふびんだった。暖かくなったら、早く外を歩かせてあげたい」と喜んでいたという。


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