病気の猫、数十匹も…虐待ブリーダー女逮捕、
適切な保護せず病気そのまま 赤字経営だった「ねこやさん」
2022年10月28日(金)
病気の猫を放置したとして、埼玉県警生活経済課と浦和署は27日、動物愛護法違反(虐待)の疑いで、さいたま市浦和区木崎3丁目、動物繁殖販売業の女(60)を再逮捕した。
浦和署=さいたま市浦和区常盤
再逮捕容疑は、昨年6月ごろ、雄猫1頭が耳ダニや中耳炎などに罹患(りかん)しているにもかかわらず、同年10月31日までの間、獣医師の診療を受けさせるなどの適切な保護をせず、虐待した疑い。
女は容疑を認めているという。
同課によると、女は「ねこやさん」という店名で猫を販売。
猫が病気にかかっている認識はあったという。
同店で飼養していた猫は、数十匹が病気にかかっていたとみられる。
今回の猫は昨年10月31日、動物愛護団体が保護した。
同店は赤字経営で、女は「お金がなかった」と供述しているという。
猫すぐ病気に…異変感じた客 「ねこやさん」の女逮捕、
家に180匹 放置された病気の猫「ご飯あげた」
2022年9月29日(木)
病気になった猫を放置したとして、県警生活経済課と浦和署は28日、動物愛護法違反(虐待)の疑いでさいたま市浦和区木崎3丁目、動物繁殖販売業の女(60)を逮捕した。
浦和署に入る女=28日午前9時53分
逮捕容疑は、自宅で飼養していた猫6匹が病気にかかっていたにもかかわらず、昨年6月ごろ~同10月29日までの間、獣医師の診療を受けさせるなどの適切な保護をせずに虐待した疑い。
「医師の診察を受けさせなかったことは間違いないが、ご飯を食べさせるなど世話をしていたので虐待はしていません」と容疑を一部否認しているという。
同課によると、女は「ねこやさん」という店名で猫を販売。
6匹の猫はスコティッシュフォールド、マンチカン、ミヌエットの3種で、呼吸器の疾患や結膜炎、皮膚炎などに罹患(りかん)していた。
女は、昨年10月29日時点で、2階建て住宅内で180匹の猫を飼養。
同日、動物愛護団体が6匹の猫などを引き取ったという。
昨年10月、猫を購入した40代男性などから「猫を購入後、すぐ病気になってしまった」と同署に相談があり発覚。
同市にも同様の相談が複数寄せられているという。
同課は、猫が劣悪な環境で育てられていたとみて、詳しく調べている。