【悪質】路上に“針付き”ペットフード
散歩中の犬が食べて切開手術…飼い主「許せない絶対に」
2022年6月29日(水) 
散歩中の犬が、路上にまかれた“針付き”ペットフードを飲み込みケガをした。
散歩中に誤って飲み込んだのは“針付き”のサツマイモ
サツマイモ1本1本にまち針
犬が誤って飲み込んでしまったペットフード。
スティック状のサツマイモの1本1本に裁縫で使うまち針が刺さっている。
写真からは、明らかに人が手を加えたものだということが分かる。
事件は、6月27日深夜、神奈川・座間市内で愛犬を散歩させていた女性からの通報で明らかになった。
通報した飼い主の女性:「針の刺さったペットフードを犬が誤って飲み込みケガをした」
その後、通報を受けて駆けつけた警察官が周辺を捜索。
すると、針が刺さった状態のペットフードが複数見つかった。
FNN取材班:「針が刺さったペットフードは、小田急線が走る踏切から私が立っているコンビニまでの道沿い、約200メートルの間にまかれていました」
さらに、小田急相模原駅近くの駐輪場周辺にも、同様の針が刺さったペットフードがまかれていたという。
切開手術を受けあまり動けない状態
6月29日、被害に遭った犬の飼い主親子が取材に応じ、強い憤りを口にした。
飼い主・母親:「もう無差別じゃないですか?もうテロの状態なので許せないですよね絶対に」
飼い主・娘:「涙が出てきて怖すぎて、もう本当にちょっと考えられない信じられない」
犬は、針が刺さったサツマイモ2本を飲み込んでしまい、すぐに夜間の動物病院で切開手術を受け、現在も入院している。
飼い主・娘:「麻酔は無事に覚めて、手術も無事に終わったようなんですけど、今流動食でほぼ寝ている状態。あまり動けないみたい」
針が刺さったペットフードは、袋から出された状態で路上に複数まかれていた。
警察は、何者かが針を刺した上で路上にまいたとみて、周辺にある防犯カメラ映像の解析などを進めている。 （「イット!」6月29日放送より）
針混入の「ペットフード」 横浜市の複数カ所でも見つかる
2022年7月1日(金) tvk（テレビ神奈川）
6月27日、座間市内の路上で針が入ったペットフードを散歩中の犬が食べ、大ケガをした事件。
神奈川県内では、このほか、横浜市内の複数カ所でも同様の物が見つかっていることが神奈川県警への取材でわかりました。
提供： 県立地球市民かながわプラザ
神奈川県警によりますと、新たに針入りのペットフードとみられる物が見つかったのは、横浜市の栄区、金沢区、磯子区中区の4つの区です。
針はいずれもサツマイモに似たスティック状のペットフードとみられる物に刺さっていたか、付近に落ちていたということで、座間市内で見つかった物と似ているということです。
このうち栄区では6月30日の早朝に県立地球市民かながわプラザの前にある歩道上で、職員の女性がまち針が刺さったスティック状のペットフードのようなものを4つ見つけたということです。
栄区では同じ日にJR本郷台駅前の路上でも同様の物が2つ見つかっています。
針が混入したペットフードのような物の発見が相次いでいることを受けて、県警は、注意喚起のメールを配信するとともに、地域住民に対しチラシの配布など通じて注意を呼び掛けています。