本日のウクライナ情報まとめです。
★ポーランドの保護団体と連携して、動物の救助活動や資金援助を行っている、英国の「Network for Animals」のFacebookより。
https://www.facebook.com/networkforanimals/
Network for Animalsは、支援者からの寄付で、動物たちを救助するための救急車一台を、ウクライナとポーランドの国境付近で活動するADA財団へ寄贈。
また現在、戦闘地域を一人で回って犬猫を救出しているウクライナの勇敢な獣医師、パヴリナ・ハラシムさんへ寄贈するための救急車の購入まであと一歩とのことです。
パヴリナさんは、毎日リビウ周辺で取り残された犬猫を保護しては自分のシェルターに連れ帰り、ケアをしてポーランドへ送り届けています。
徒歩で活動しているため、一度に保護できるのは2~3匹ですが、救急車があればもっと多くの命を救うことができます。
リビウは今のところ攻撃を免れていますが、ロシア軍の進軍が危惧され、住民は戦いに備えています。
Network for Animalsは、リビウが戦闘地域になる前に、できるだけ多くの動物たちを救う必要があるため、パヴリナさんへの救急車の寄贈を急いでいます。
パヴリナさん
また、ポーランドの保護施設「DIOZ」は、一日がかりでウクライナとの国境を越えて物資の配達や救出活動をしており、これまでに400匹を救い出しています。
また、同じくポーランドのADA財団は、寄贈された救急車で一回目のレスキューを行いました。
16時間かけての危険な活動で、戦闘地域から14匹の犬と3匹の猫を救出しました。
ウクライナのシェルターは行き場をなくした動物で溢れかえっていて、救急車が物資を携えて到着した際、あるシェルターのスタッフは泣き崩れたといいます。
ADA財団の獣医師やスタッフは寝る間もなく、避難してきた動物たちへの対応に追われています。
スタッフは命の危険を冒してウクライナに車で入り、施設の動物を保護したり、ウクライナから避難した人たちが連れてきたペットや飼えなくなったペットの世話をしたりしています。
パヴリナさんやDIOZ、ADA財団へは、彼らのために資金を集めている「Network for Animals」を通して支援が可能です。
ザポリージャで動物の保護活動を行うアンジェラ・シェベレバさんからの報告では、一昨日早朝、飼い主のいない犬猫たちの居場所となっている近くの駅や、犬猫はじめサルや鳥たちの住みかとなっている植物園がロシアによる爆撃を受けたとのことです。
また、農場保護区となっているウゴリョク・シェルターは、激しい爆撃が近づく中、動物たちへの給餌を続けています。
20日間に渡りインフラなどすべての供給が絶たれている中で、動物たちのケアは益々困難になってきています。
ロシア軍の攻撃が近づいており、スタッフは危機感を募らせています。
★ウクライナの保護団体「UAnimals」は、70匹の猫をポーランドへ避難させました。