鳴き声をあげながら必死で…排水溝にシッポが…
59歳の男 飼いネコを浴槽で泳がせ画像投稿して逮捕
2021年10月20日(水) CBCテレビ
子ネコが1分半にわたり、足がつかない状態で泳がされていました。
警察はこの動画を撮影した飼い主の男を、動物愛護法違反の疑いで逮捕しました。
片手でおもむろに体を掴んだ飼い主…。
浴槽の中に投げ込まれた1匹の子ネコ。
「泳ぎが得意なリカコです」(男)
動画には、浴槽の中で鳴き声をあげながら、一生懸命に泳ぐ姿が映っていました。
鳴き声をあげながら必死で…排水溝にシッポが… 59歳の男 飼いネコを浴槽で泳がせ画像投稿して逮捕 (21/10/20 17:24) - YouTube
この映像は、去年7月ごろにSNSに投稿されたものです。
「安全のために(浴槽の)湯は抜いてます。あとずっとつきっきりでいますので、溺れることはありません」(男)
しかし、助けを求めるかのように鳴き続ける子ネコ。
徐々にお湯は抜けていっているため、排水口に後ろ足やシッポが、吸いこまれそうになる場面も…
「いかんいかん。助けてあげよう」(男)
飼い主の男はようやく子ネコを浴槽の外へ。
「一般的にネコは水が苦手です」(名古屋市動物愛護センター職員)
男が撮影したこの動画が去年、SNSに投稿されてから、名古屋市動物愛護センターには多くの連絡が入ったと言います。
警察は、こうした行為が動物虐待にあたるか慎重に捜査を続け、茨城県取手市に住む、飼い主で、無職の59歳の男を動物愛護法違反の疑いで逮捕・送検しました。
警察によりますと、男は去年6月に住んでいた名古屋市東区の自宅で、ネコをおよそ1分30秒足がつかない状態で泳がせて、虐待した疑いが持たれています。
取り調べに対し男は「虐待はしていない。安全に気を使っていた」と容疑を否認しています。
また、男が飼っていたこのネコは現在、どこにいるのか分からなくなっているということです。
警察は容疑の裏付けを進めるとともに、動機についても調べています。