泥まみれで衰弱したネコも 被災地で救出保護 熱海土石流
2021年7月14日(水) テレビ静岡
土石流に襲われた地域では、ペットのイヌやネコも居場所を失ったり取り残されたりしています。
静岡県熱海市内で被災したネコ50匹以上を保護しているNPOを取材しました。
泥まみれで衰弱したネコも 被災地で救出保護 熱海土石流(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース
熱海市咲見町にあるネコの保護施設。新しい仲間が保護されてきました。
くすのき・那須みか代表 「この子も被災者から預かった子で、ちょっと風邪引いちゃってひどくなって、さっき病院に行って帰ってきたんです」
ケージにいるのは、避難所となっているホテルにいる被災者から預かったり被災した家から救助されたりしたネコです。
慣れない環境にパニックにならないように、ケージには布をかけて落ち着かせています。
ネコの保護や譲渡活動を行っているNPO法人「くすのき」は、発災直後から13日までにイヌとネコ合わせて約50匹を保護してきました。
現場周辺の家から、泥だらけで衰弱したネコを救助したりしたこともありました。
くすのき・那須みか代表 「この子も調子が悪い。(ご飯も)入ってないですよね、いろいろ出してるけど。体調崩していますね、普段飼い主が家にいるはずなのに、いない状態が1週間以上続いているわけですから」
ネコは繊細な生き物で、ご飯をあまり食べなくなってしまった個体もいます。
またまだ行方不明者がいる中、ペットの事について声をあげるのをためらう飼い主も多いということです。
くすのき・那須みか代表 「飼い主にとっては家族ですよ。あきらめずに声かけてほしいです、まだまだ助かるあきらめないでください」
◆NPO法人「くすのき」
「くすのき」には全国各地からエサなどの支援物資が届いています。
今はたくさん届いたので受付を停止しましたが、本当に多くの人から支援があったそうです。
被災地でのペットの保護の要望はNPO法人「くすのき」0557-28-0126まで。
無料で応じてくれます。
またレスキューは立ち入り禁止区域ではない範囲で住民に同行してもらい行っていますが、立ち入り禁止区域内にはまだ弱ったネコなどが取り残されているとみられるということです。