5年間も行方不明だった愛犬と超奇跡の再会!米国で話題に
2021年4月13日(火) 日刊デンダイ Digital
行方不明の犬が発見され、飼い主と再会--そう珍しい話ではないが、行方不明の期間が5年となると話は別だろう。米国で主要メディアが取り上げるなど話題になっている。
保護されたベイ(MDMのフェイスブックから)
注目を集めているのは、米マサチューセッツ州フレーミングハムに住む女性レニー・ペリーさんの愛犬「ベイ」。
2016年6月、ドッグシッターに預けていた時に、行方が分からなくなった。
ベイは、バセンジーの雑種のメスで、当時1歳半。
地元の行方不明の犬を探す非営利団体「ミッシング・ドッグズ・マサチューセッツ(MDM)」のフェイスブックにも詳細な情報が掲載された。
あらゆる手を尽くしたがベイは見つからなかった。
それから約5年。
4月6日朝、MDMからレニーさんに電話がかかってきた。
なんとベイが見つかり、保護されたという。
写真は保護されたときのベイだ。
ベイが保護されたのは、姿を消した場所から約16キロほど離れたニーダムだった。
そこに住むカップルがMDMに連絡を入れ、MDMのボランティアがワナを仕掛けてベイを保護した。
ベイには飼い主情報を記録したマイクロチップが埋め込まれていて、すぐにレニーさんの愛犬であることが判明した。
ニーダムでは2019年からバセンジーの雑種犬の目撃情報がMDMに寄せられていて、ベイとは別の、2018年に行方不明になった犬だと思われていたという。
ベイはニーダムでゴミを漁ったり、見知らぬ人からエサをもらうなどして生き延びていたらしい。
すぐにベイを引き取ったレニーさんは大喜び。
「ベイが戻ってきたらどんな気持ちなのがずっと夢見てきた」というレニーさんは、米CBSテレビの地方局WBZーTVの取材にこう語った。
「最初は信じられませんでした。あの子の写真を見たのですが、似ているけれど、鼻が黒くなっていました。それに大柄になっていました。外見が少し違っていました」
「あの子が戻ってきたこと……奇跡なんて言葉じゃ足りません。クレージーで超現実的です」
MDMもこの話を詳細に紹介。
行方不明の愛犬を探している人びとに「希望を失わないで」と呼び掛けた。