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あの日から10年、動物たちのことを忘れない

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あの日から10年、動物たちのことを忘れない

2021年3月12日(金)「動物たちの、いま -伝えよう、声になろう-」ブログより


ネコネコさん

あの日から、10年が経ちました。
大震災・原発事故により失われたすべての命に対し、哀悼の意を表します。

私のブログの原点である大震災・原発事故。
忘れることのできない、たくさんの苦しい記憶があります。
福島の被災地域には、犬猫推定2万匹以上、家畜およそ47万頭がいたと言われていますが、多くの動物たちが取り残されたり、殺処分されるなどして亡くなりました。
原発事故の避難時、「すぐに帰ってこられるから」と言われ、家に残されたペットたち。
国に見捨てられ、生きる価値を見出されないまま殺処分された家畜たち。
一列に餌箱に首を伸ばしたまま息絶えた牛たち。
自身も飢え、乳を求める子牛を蹴り飛ばし続ける母牛。
殺処分用の囲いに置かれた餌に行列を作る牛たち。
小屋の中に折り重なるようにして亡くなっている豚たち。
仲間の亡骸を食べて生き延びる子。
ケージの中で、全員首をうなだれて餓死した鶏たち。
鎖に繋がれたまま餓死した犬たち。
室内に残され、共食いをして果てた猫。


極限の苦痛と絶望の中で…

数限りない命が救いを求めながら、餌や水を求めながら、消えていきました。
被災したのは人間だけではありません。
一人でも多くの方に、彼らの存在を知っていただきたい。
忘れないでいただきたいと思い、今年もお伝えしたいと思います。

 

以下、閲覧注意の画像があります。

画像は獣医師チームによる警戒区域内調査より






こちらは行政による牛の殺処分の画像(LIAより)

牛舎に残る餓死した牛の骨(太田康介さんより)

飢えた牛たちがかじった柱(アロマの守人さんより)

仲間と、動物たちのことを訴えるためデモに参加したりもしました。


世界中から、福島の動物たちの救出を求めるメッセージが届きました。






ネコネコさんと仲間たちと、1000枚のメッセージを集めて環境大臣へ送りました。


犠牲となった動物たちのことを決して忘れることなく、風化させないために、同じ悲劇を繰り返さないために…私たちに何ができるのか、考え続けていかなければいけないと思います。
まだ詳しくご存じないという方がいらっしゃいましたら、当時のブログ記事をさかのぼってご覧ください。
(当時は福島のことしか書いていません)
アニマルクラブ石巻さんのサイトに、被災動物の姿がまとめられていますので、こちらもご参照ください。

※閲覧注意  「20キロ圏内で起きていたこと」


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