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極寒の中 秋田犬を飼い主が置き去り、3時間以上も放置

秋田犬を飼い主が置き去り
 極寒の中 3時間以上も放置

2021年2月23日(火) FNNプライムオンライン

雪の中、看板につながれ凍える犬。
飼い主によってこの場所に捨てられたという。
今、新型コロナウイルスの影響で、こうした飼い主による身勝手な飼育放棄が増えている。
FNNが独自に入手した防犯カメラの映像。
暗闇に紛れた人影。
1匹の犬を連れている。
すると突然、その犬を置き去りにして走り去っていった。
雪が積もる道路脇に捨てられた犬は、ぶるぶると寒さに震えていた。

Image may be NSFW.
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https://news.yahoo.co.jp/articles/3d4df00128dd7ec7c9e990464c859ba87115fcca

場所は北海道・長沼町。
22日午前4時半ごろ、路上に1台の車が現れ、なぜかヘッドライトが消された。
車から出てきたのは犬を連れた男性。
手には毛布を持っている。
飼い主とみられる男性は、犬を連れたまま暗闇へと消えていった。
再び、防犯カメラがその姿をとらえた次の瞬間。
男性は犬を置き去りにして、その場から走り去った。
男性が犬を振り返ることはなかった。
保護された直後の様子。
捨てられていたのは若いオスの秋田犬。
人を警戒するようなそぶりを見せている。
置き去りにされた朝方の気温はマイナス7度ほど。
犬は極寒の中、3時間以上も戻らない飼い主を待ち続けていた。
動物保護団体の看板にリードでつながれていた犬。
「認定NPO法人 HOKKAIDO しっぽの会」のスタッフ・朝利麻奈さんは、その際の様子を「見た目は元気そうだったが、何時間も外にいたので足がプルプル震えていた。
並みもすごくきれいだったので、室内飼いで大切にされていたのかな」と話した。
犬や猫などの動物を捨てる行為は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる犯罪。
NPO法人 HOKKAIDO しっぽの会・朝利さん「ここの入り口の前まで来る時に、ライトを消して入ってきてゆっくり止まったので、ライトを消している時点で計画的だと思った。悪いことをしている認識はあったと思う。腹立たしい」
飼い主の男性は一体、なぜ犬を捨てたのだろうか。
実は最近、新型コロナの影響で家にいる時間が長くなったため、ペットを飼い始める人が増加。
その一方、しつけができないなどの身勝手な理由で飼育を放棄する人が相次いでいる。
保護団体「NPO法人 SPA」に寄せられたペットの保護に関する相談は、2020年4月の緊急事態宣言時から増え始め、現在は以前の3倍近くにまでなっているという。
NPO法人 SPA・齋藤鷹一代表理事「また通勤が始まって自宅にいないとなった時に、ペットが飼えないと手放すケースはコロナが終わったら増えてくると予想している」
今回の置き去りについて、団体は警察に通報。
犬は現在、保健所で保護されている。
NPO法人 HOKKAIDO しっぽの会・朝利さん「(飼い主は)何か事情があったのかもしれないですけど、犬には関係ないことだし、飼えないのであれば自分で飼い主さんを探す方法はいくつもあるので、そういう選択をしてほしかった」


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