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動物保護施設で火災、ホームレス男性が猫と犬を全頭救出(米)

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動物保護施設で火災、ホームレス男性が猫と犬を全頭救出 米アトランタ

2020年12月28日(月) CNN.co.jp

(CNN)
米ジョージア州アトランタの動物保護施設で火災が発生し、近くにいたホームレスの男性が施設内にいた猫と犬を全頭救出する出来事があった。


保護施設の動物たちを火災から救出したウォーカーさんと愛犬のブラボー

お手柄の男性はキース・ウォーカーさん(53)。
火災は18日、アトランタ市内の保護施設「Wアンダードッグス」の台所で発生した。
ウォーカーさんはCNNの取材に対し、「煙が充満していて本当に怖かった。けれど私があそこにいたのは、神があの動物たちを助けさせるためだった」「私の犬は私の親友だから、彼がいなければ私はここにいない。だからほかの犬も全部助けなければと思った」と振り返る。
ウォーカーさんは施設内に飛び込んで犬6匹と猫10匹を救出した。
建物は全焼を免れたが、使用はできない状態になった。
ただ幸いなことに、同施設は1週間後にアトランタ市内の別の場所に転居を予定していた。
動物たちはその後、無事に新しい施設に落ち着いたという。
創設者のグレーシー・ハムリンさんはウォーカーさんの活躍について、「消防隊でさえ犬たちを扱いたがらず、動物管理局に通報した。けれどキースは既に建物の中にいて、猫と犬を全て安全に助け出してくれた」と感謝する。
ハムリンさんは以前からウォーカーさんと面識があった。
ウォーカーさんは13歳の時からホームレスとして生活しており、愛犬のピットブルテリア犬「ブラボー」を毎晩、ハムリンさんの施設に預けていたという。
ウォーカーさんが火災に気づいたのは、ブラボーを同施設に迎えに行って散歩に出かけたときだった。
「どれほど感謝しても感謝し尽くせない」とハムリンさんは言う。
「いまだに信じられない。私も火災の近くにいたので、どれだけ火の回りが速かったかは知っている。彼は私のヒーローです」


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