デヴィ夫人、現行の動物愛護管理法に疑問
2014年11月19日 日刊スポーツ
タレントのデヴィ夫人(74)が19日、自身のブログを更新し、ブリーダーの「ライセンス制」を訴えた。
先月末に栃木県で小型犬の死骸(がい)や生きた犬が相次いで見つかった事件で、無職の男(39)が18日に廃棄物処理法違反などの疑いで逮捕された。
その事件についてデヴィ夫人は、昨年9月に「動物愛護管理法」が改正されたことにより「一部のブリーダーや販売業者がどうしようもなくなり、遺棄してしまうことが出てきてしまったのではないか」と憂慮した。
現在、「動物取扱業者が増え続けている」との現状に、「書類さえ通ってしまえば簡単に登録が出来てしまう」と危惧し、「すべての業者が悪いとは言いませんが、一部の心無い業者のせいで“遺棄”するという悲しい事件が起っているのです」と述べた。
また「殺処分を失くすために作られた新しい『動物愛護管理法』が悲しいことに裏目に出てしまったのです」と法の改正が違う方向に向かっていることを嘆いた。
さらに「誰でも申請したら簡単に『登録』が出来、ブリーダーとなれるのでなく、ブリーダー、生体繁殖業の資格が取れる“ライセンス制”にする」ことを訴えた。その訴えは継続してしてきたといい、具体的に「施設の設備」などを挙げて主張した。
また、環境省の公式HPにある「飼い主の方やこれからペットを飼う方へ」というメッセージを掲載して、飼い主の自覚を促した。
最後に今回の事件の容疑者の罪状が「動物愛護法違反」という部分は納得したというが、「廃棄物処理法違反」にもなっていることに対し、「あまりに悲しく、一刻も早く犬猫達の死骸が廃棄物として扱われない法律を作って欲しいものです」とつづり、自身もたくさんの犬などを飼っている動物愛護家として、法整備を懇願した。