「愛犬と同じ墓に入れる?」素朴なお墓の悩み&解決法
2014年 9月18日(木) 女性自身
自分のお墓について真剣に考えてみると、実はわからないことだらけ。現代ならではの疑問から、なかなか聞けないお金の問題、恥ずかしくて人には言えない悩みまで・・・。
そこで、終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんが、そんな悩みに答えてくれた。
これで、お墓の悩みと素朴な疑問は解決間違いなし!
【愛犬と同じお墓に入れますか?】
「ペット可の霊園があります。生前にペット可の霊園に入る手続きをしておき、あとはどなたかにご自身の意思を託しておくことが必要です。霊園との契約の際に、意思を託しておく方のことなども記載し、詳細を伝えておくとよいでしょう」
【遺骨をずっと家に置けますか?】
「墓地以外に埋葬してはいけないという『墓地、埋葬等に関する法律』という法律がありますが、自宅に置いておくのは埋葬ではないので、まったく問題ありません。海や山や宇宙へ散骨して、一部を手元供養にする方も多いです」
【子供が「お墓の面倒はみない」と言います。どうしたらいいでしょう?】
「自分たちで完結する方法はたくさんあります。おすすめは、永代供養付きの共同墓や樹木葬。家族で入れる石塔のお墓には管理料がかかりますので、生前に一括で支払いが終了する完結型を選びましょう」
【土葬してほしいのですが……】
「現在の日本の火葬率はほぼ100%です。火葬場がないなど、火葬ができる状況が整っていない場合にかぎって土葬が許可されますが、現在の日本は、火葬できる状況が整っています。死亡した際に自治体に発行してもらう許可証の題目も『火葬許可証』になっているので、土葬はほぼ不可能だと思ってよいでしょう」
【わが家の庭に埋めてもらえますか?】
「前途の『墓地、埋葬等に関する法律』により、墓地以外に埋葬してはいけない法律があります。ですので、庭に埋めるのは違法となります」