2019年にペットに使ったお金。
犬は30万円、猫は16万円、うさぎ9万円
2020年4月4日(土) シニアガイド
ペット保険の加入者に聞いた年間費用
アニコム損害保険が、「ペットにかける年間支出調査」の結果を公開しています。
この調査は、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者6,111人に、2019年の1年間にペット1頭にかかった費用を聞いています。
金額には、毎日のフード代のほか、病気の治療費やトリミング料などが含まれています。
この記事では、犬、猫、そして、うさぎなどのエキゾチックアニマルにかけた費用について紹介します。
■犬は1年間に「30万円」かかる
犬を飼っている人が1年間に使用した平均費用は「306,801円」でした。
大きな支出としては、「治療費」「フード」「保険」「トリミング料」が4~5万円ずつ掛かっています。
出典:アニコム損害保険
■大型犬は費用が1.5倍になる
犬は、体の大きさによって費用に差があります。
小型犬は「294,569円」、中型犬が「309,294円」、大型犬は「449,560円」でした。
小型犬と大型犬では、約1.5倍も違います。
費用の内訳を見ると、小型犬では「トリミング料」が、大型犬では「フード」が多く、犬種によってお金を使うところが違います。
出典:アニコム損害保険
■猫にかかる費用は年間16万円
猫を飼っている人の年間平均費用は「158,680円」でした。
大きな支出は「治療費」「保険」「フード」です。
犬と比べると金額が小さめで、とくに「トリミング料」が安くなっています。
猫は長毛種以外はトリミングの必要がないので、そこで差がついているのでしょう。
出典:アニコム損害保険
■エキゾチックアニマルにかかる費用
今回の調査では、犬と猫以外のエキゾチックアニマルについても、費用を調べています。
ここでは、うさぎ、鳥、フェレット、ハムスター、ハリネズミについての費用が公開されています。
ただし、うさぎ以外は、回答数が少ないので、参考に留めてください。
うさぎの年間平均費用は「88,410円」でした。
うさぎの支出で大きいのは「フード」と「光熱費」です。
うさぎは体温調節が苦手なので、冷暖房で「光熱費」が増えるのでしょう。
出典:アニコム損害保険
■一緒に暮らすためにはお金がかかる
今回の調査では、犬、猫、うさぎなどについて、1年間にかかる費用を調べています。
調査の対象が、ペット保険に入っている人なので、普通の人に比べるとペットにお金をかけていると思われます。
それにしても、1年間の費用は大きく、猫やうさぎでも、それなりの金額です。大型犬であれば40万円を超えます。
また、公開された費用はあくまで平均値で、飼い方やペットの状態によって大きく変わります。
例えば、大きなケガや病気などに遭うと、支出はもっと大きくなります。
ペットの寿命は人間よりも短いだけに、最後まで一緒に暮らすことが、ペットにとって最大の幸せです。
ペットを飼い始めるときは、そのペットを手に入れるための手間や代金だけではなく、一緒に生活するために必要な費用についても、考えてから決めてください。
[シニアガイド編集部]
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