隣家で孤立する高齢女性のために“デリバリー犬”が大活躍！
2020年4月4日(土) 日刊ゲンダイ
（ＫＣＡＵ－ＴＶのユーチューブから）
【もぎたて海外仰天ニュース】
終わりの見えない新型コロナウイルスによる外出禁止令が続く中、孤立した高齢者のために活躍している“デリバリー犬”に注目が集まっている。
米ＡＢＣテレビ系の地方局ＫＣＡＵ－ＴＶ（３月３０日付電子版）などによると、コロラド州マニトゥー・スプリングスの一戸建てに住むレネー・ヘルマンさん（７１）は、呼吸疾患の「慢性閉塞性肺疾患」を患っている。
新型コロナに感染すれば即、重症化して死亡してしまう危険性が高い。
そのため自宅待機を徹底し、感染予防のために人との接触を絶っているが、必要最低限の買い出しなどに苦労していた。
そんなレネーさんを心配していたのが、１０年前から隣の家に住んでいるカレン・エベレスさん。
レネーさんのために買い物をしたり、食事を作ったりはできるが、万が一、自分が無症状感染者だったり、ウイルスの潜伏期間だった場合、感染させてしまう恐れがある。
何かいい手はないかと考えて、思いついたのが愛犬のゴールデンレトリバーのサニー（７）。
この子に、買った物や食事などを運ぶことを教え込んだらどうだろう？
早速やってみると、サニーはすぐに自分の役割をのみ込み、喜んでカレンさんとレネーさんの間を行ったり来たりしてデリバリーサービスを始めた。
まずレネーさんの家に行き、買い物リストをもらってきてカレンさんに渡す。
カレンさんは買い物に行き、サニーは品物をレネーさんのところに持って行く。
買い物だけでなく、手紙や食事なども運んでいる。写真は、サニーから品物を受け取るレネーさんだ。
サニーが来るようになってから、自宅待機で落ち込みがちな気分が本当に明るくなったというレネーさんは「本当に素晴らしい。楽しいです。あの子はつつましい英雄です」と語った。