犬を地面にたたきつけ、動画拡散 飼い主を直撃
2020年1月20日(月) TBS NEWS
福岡市城南区の遊歩道で、小型犬が虐待される動画がインターネットで拡散し、非難の的となっています。
通報が相次ぎ、警察も捜査を始めた中、私たちは飼い主の男性を直撃しました。
https://www.youtube.com/watch?v=_dprnrxKv84
斜面に設けられた階段で犬と向き合う黒い服の男性。
腹を立てているのでしょうか?
何かを話しかけながら、犬が宙に浮くほど、リードを何度も引っ張り上げます。
そして、右手で思い切り頭を叩いたと思えば、首輪をつかんで持ち上げ、小さい体を地面に叩きつけました。
住宅地で撮影されたこの動画が、インターネットで拡散。警察にも通報が相次ぎました。
私たちは20日、男性に直接話を聞くことができました。
「動画を見て自分だというのは分かったのだけれど、なぜ怒ったか分からない。覚えていない」(飼い主の男性)
10年あまりこの犬を飼ってきたという70歳の男性。
なぜひどい暴力を振るってしまったのでしょうか?
「しつけはきちんとする方。悪いことしたなと思って反省しています。一日も早く連れて帰って一緒に住みたい」(飼い主の男性)
男性のように暴力によって「しつけ」を試みる考えはいまだに根強く存在し、ペットが命の危険にさらされるケースもあるといいます。
「しつけという範ちゅうを超えているものだと、私たちも捉えました」(NPO法人SCAT 山崎祥恵代表理事)
現在、警察が被害にあった犬を保護し、男性から任意で事情を聞き、動物愛護法違反の疑いで捜査しています。(20日18:19)