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命のものさし

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命の重さ問い続け 獣医師・渡辺さん(伊予市)モデルに児童書

2020年1月3日(金) 愛媛新聞

「命の価値」は違うのか―。
愛媛県立とべ動物園や県動物愛護センターなど、命の現場を見つめた公務員獣医師の歩みを通し、動物たちの命を考える児童向けノンフィクション「命のものさし 動物の命・人間の命・わたしの命」(合同出版)がこのほど出版された。
人間の都合で時には捨てられ、時には守られ、時には食べられる動物たちの存在と向き合い、命とは何かを考える一冊となっている。

【命のものさし】

捨てられる命、殺処分される命、食べられる命、動物園に展示される命……。
動物の命の「光」と「影」に向き合い続けたひとりの公務員獣医師の目を通して、命の役割とは、命の尊厳とは何かを問う感動のノンフィクション。

命の尊厳とは何だろう―。
まさに命の「光」と「影」・・・。
そのすべての命と向き合ってきた、ひとりの公務員獣医師がいる。
ある時は、狂犬病予防員として野犬狩りに、またある時は、食肉センターで食用の牛や豚の肉を検査する検査員に、またある時は、動物園の獣医師、動物園園長として―。
公務員獣医師、渡邉清一氏の一生を通し、命の尊厳を問いかけるノンフィクション。
初めての動物園の取材に行き、著者も動物園動物のことを勉強しました。
動物園の動物を見ていると地球環境のことも考えざるを得なくなりました。
珍しい動物園の引っ越しエピソードもあって、読み応え抜群です。
自信を持ってお勧めできる一冊です。 

◆目次
プロローグ とべ動物園
1.蔑まれた命
2.絶たれる命
3.命をいただく
4.命の展示
5.命の引っ越し
6.命の価値
7.命を預かる責任
8.命の終わり
エピローグ 未来への道標 

◆著者略歴

著:今西 乃子  児童文学作家
児童書のノンフィクションを中心に執筆活動をしている。
大阪府岸和田市うまれ。千葉県在住。
著書『ドッグ・シェルター』(金の星社)で、第36回日本児童文学者協会新人賞を受賞。執筆の傍ら、愛犬・未来を同伴して小・中学校を中心に『命の授業』を展開。その数200校を超える。
主な著書:『犬たちをおくる日』『命を救われた捨て犬・夢之丞』(ともに金の星社)、捨て犬・未来シリーズ『命のバトンタッチ』『捨て犬・未来と子犬のマーチ』『捨て犬・未来と捨てネコ未来』『捨て犬・未来、命のメッセージ』『捨て犬・未来、命の約束』『捨て犬・未来、天国へのメッセージ』(以上岩崎書店)、『子ねこリレー大作戦』(合同出版)など多数。
日本児童文学者協会会員
http://www.noriyakko.com

写真:浜田 一男
1958年 千葉県うまれ。
東京写真専門学校(現ビジュアルアーツ)卒業。
1990年写真事務所を設立。
第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。
2010年から全国各地で「小さな命の写真展」の名称で写真展開催。
『小さないのち─まほうにかけられた犬たち』(金の星社)が第21回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞。
http://www.mirainoshippo.com


対象:小学校高学年から
価格:1500円+税
出版社:合同出版
判型:A5
ページ数:176ページ
発行年月:2019年11月


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