製作者は12歳少年…前脚のない犬のための「レゴ」補助輪
2019年11月2日(土) 日刊ゲンダイ
(「アメージンググレイシー」のフェイスブックから)
【もぎたて海外仰天ニュース】
前脚2本を失った犬のために少年が作った補助輪が注目を集めている。
なんとメインの部分がプラスチック製の組み立てブロック玩具「レゴ」でできているのだ。
米ニュースサイトGNN(10月18日付電子版)などによると、この犬は生後6週間の時、ジョージア州の動物病院の前に捨てられているところを保護された「グレイシー」という名の雌犬。
発見された時、前脚に2カ所の化膿した傷があり、ウジがビッシリとたかっていたという。
結果的に手術で前脚2本を切断し、何とか命は取り留めた。
1年間のリハビリの後、グレイシーは同州アトランタ近郊ケネソーで動物保護団体「モストリー・マッツ・アニマル・レスキュー」を運営しているトルコ人家族に引き取られた。
グレイシーは自力で動けるが、胸や首が地面にこすれて不便そう。
そこで犬用の補助輪を作ったのが、同団体でボランティアをしているディラン君(12)という少年だ。
補助輪のボディーの部分をレゴで作り、それにさまざまな材料を加え、車輪を取り付けたのだ。
まだ完全に大人になっていないグレイシーはこれからも成長する。
レゴを使う利点は、体の成長に合わせてボディーの部分にレゴを追加すれば、いつもジャストサイズの補助輪になるということ。
グレイシーの成長を記録したフェイスブックのサイト「アメージンググレイシー」には、この補助輪を着けてうれしそうに駆け回るグレイシーの動画や写真が掲載されている。