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ペットが主役の「パラ・フェスタ」

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障害あっても元気に運動 前橋でペットが主役の「パラ・フェスタ」開催 

2019年6月3日(月) 上毛新聞社

足などに障害があったり高齢だったりするペットや飼い主がスポーツを通じて交流する「パラ・スポーツフェスタ・フォー・アニマルズ」が2日、前橋市の楽歩堂前橋公園で開かれた。
ペットが主役となるパラスポーツイベントは全国でも珍しく、群馬県内では初開催という。
群馬県内外から参加した犬たちは車いすや歩行器を装着し、芝生のコースを元気に駆け抜けた。

 
車いすや歩行器を装着して飼い主と走るペットたち

◎飼い主同士の交流や情報共有の場にも
伊勢崎市で動物病院を開業する獣医師の奥野征一さん(52)らが、障害のある動物への理解を広げるとともに、飼い主が必要なケアや器具について学んだり、情報を共有したりできる機会をつくろうと企画。
動物予防医療普及協会などの協力で開催が実現した。
往復約30メートルのコースを走る競技会には、車いすなどを装着した犬約20頭がエントリー。
大型犬から小型犬までさまざまな犬種が参加し、飼い主と一緒にそれぞれのペースで気持ち良さそうに走っていた。
車いすの柴犬、凜ちゃんの飼い主の小井土浩樹さん(52)=富岡市=は「(飼い主同士で)情報共有ができたらと思って参加した」と話し、交流を楽しんでいた。
2匹のバーニーズマウンテンドッグと参加した西尾昌浩さん(47)=山梨県北杜市=は「こうしたイベントがもっと増えてほしい」と話した。
 
◎ハンデあっても遊べるように
犬用の車いすやコルセットなどを製作するメーカーのブースも設置。
奥野さんは「ハンディキャップのあるペットや飼い主が、周りの目を気にせずに外で遊べるようになってほしい。そうした動物が頑張る姿には、私たち人間も元気をもらえるはず。今後も開催していきたい」と話した。


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