猫嫌いだった祖母が猫と暮らすようになって明るくなった
実話漫画に「あたたかい気持ちになった」の声
2019年4月14日(日) ねとらぼ
一般的に「人は年齢を重ねれば重ねるほど、好みや性格を変えることはむずかしい」と言われていますが、動物にはそんな固くなってしまった心をほろっととかしてくれる力があるかもしれません。
88歳の祖母が猫と交流をはじめ、変化していく姿を描いた漫画「祖母と猫」が「あたたかい気持ちになった」「動物のセラピー効果ってすごい」と話題になっています。
祖母と猫
投稿者の耳鼻さんのおばあちゃんは88歳。
「おばあちゃん 猫好きじゃない」と耳鼻さんにはっきり言うほど、猫が苦手だったそうです。
耳鼻さんと一緒に暮らすことになった猫ちゃんとの初対面でも、触れないので後ろで手を組んで、興味を持たないおばあちゃん。
しかし、3回目に会ったときには「猫ちゃん 猫ちゃん!」ととてもかわいがるようになりました。
猫をかわいがるようになったおばあちゃんに、次々とうれしい変化が訪れます。
まずは、表情がとても明るくなったこと。
そして、病気のためかとても小さくなってしまった声が、猫に話しかけることでとても大きくなったこと。まわりへの、”猫ちゃんとの仲良しアピール”をするために、「今日はじゅぅ~っとおばあちゃんといようねー!!!」ととても大きい声も出せるようになったそうです。
猫のことがかわいくて仕方がないおばあちゃんは、猫のモノマネ(あまり似ていない)を何度もしたり、猫のことを楽しそうに報告してくるようになります。
猫との交流が、ユーモアのセンスや人との交流意欲も取り戻すきっかけにもなったようです。
そして、これまでは興味を持たなかった動物番組をみるようになり、今ではすっかり生き物好きに。
すごい変化ですね!
おばあちゃんに訪れた変化は、病院のお医者さんも「大きな声でお話できるようになりましたね」「お顔がとても明るくなりましたね」とほめてくれるほど。
おばあちゃんも自分が変わったことを自覚しており、「こんなに可愛く思うとは思わなかったよ この歳になってこんな風に変わるとはね ありがとうね」と猫ちゃんに語りかけています。
素直に猫へ感謝を伝えている姿にほっこりしますね。
最初は猫を触ろうとしなかったおばあちゃんが、抱っこする練習をしたり、猫が外に出てしまわないようサッと動くようになったりと、猫のために頑張る姿も見せるようになりました。
そして漫画の最後には、おばあちゃんが検査入院した時のエピソードが。
「ご家族は何人ですか?」と聞かれた際に、1人増やした数字をこたえたおばあちゃん。
そう、愛する猫ちゃんもしっかり家族としてカウントしていたのでした。
大きらいだった猫は、今やおばあちゃんの大切な家族に。
あ、目から汗が出てきちゃうな……。
投稿には「猫もおばあちゃんもとてもチャーミング」「動物の無邪気で全力なところが、おばあちゃんの心をいやしたのかな」「幸せな漫画をありがとう」などのコメントが寄せられています。
動物と人間、言葉は通じなくても心は通じ合えるもの。
人間は動物たちにただ「かわいい」と癒されるだけでなく、素直に生きる彼らの姿勢に気付かされることが多いのかもしれません。
おばあちゃんと猫ちゃんの出会いと、すてきな変化を描いた漫画でした。
画像提供:@______6mさん