広がる?大学猫?サークル 共生の環境づくり目指し
2014年5月8日 Msn 産経ニュース
広がる?大学猫?サークル 共生の環境づくり目指し 大学構内に住み着いた野良猫を、地域猫ならぬ?大学猫?として世話するサークル活動が全国に広がりつつある。
1999年、東京・早稲田大にできた「わせねこ」が始まりとされ、猫と人間が共生できる環境づくりを目指す。
先輩から後輩へ、学生ならではの活動の継続性も強みだ。
活動はまじめかつ地道だ。
8匹の大学猫一匹一匹に名前を付け、増減を把握する。
餌やりでは適量に気を使い、ふんの処理も日課。殺処分につながる繁殖を防ぐため不妊去勢手術はするが、猫を?ペット?のように慣らすことはせず、適度な距離を置いて見守る。
立命館大衣笠キャンパス(京都市北区)で活動する「RitsCat」は2011年の発足。
初めは職員数人が世話していたのを、学生が引き継いだ。
こちらも猫好きに人気で、今春も四、五十人の入会希望があった。
ほかにも千葉大の「ちばねこ」、横浜国立大の「ネコサークル」など大学公認のサークルも増えており、今後も広がりそうだ。
キャンパス内にすむ猫にえさをやる「わせねこ」メンバーの学生=東京都新宿区の早稲田大