飼い主によるネグレクトで首輪が食い込んでしまったシベリアンハスキ・・・。
保護された後の姿に涙が止まらない!
2019年1月21日((月)) Funny chaser
ペットは本来飼い主さんに可愛がられるべき存在です。
しかし悲しいことに、飼い主から酷い虐待を受けてしまっているペット達も少なくありません。
今回とある保護施設でシベリアンハスキーが保護されたのですが、首元を見ると、なんと血が滲んでしまっており、リンパ液も溜まってしまっていました。
このシベリアンハスキーの様子を見て心を痛めた隣人が、動物保護団体へ通報したことがきっかけで発覚しました。
スタッフが確認をした時、なんと家族の中で誰もこの犬の様子を見に行った人はおらず、首の傷にも気付いていたけれども放っておいたんだそうです。
ただ死なない程度に水や餌を与えるだけで、散歩にも出していないようでした。
成長とともに体も大きくなり、それと同時に首輪がどんどん犬の首を絞めつけていったことで、危うく殺されてしまうところだったのです。
このことから飼い主へのネグレクトがあると判断され、飼い主から引き離すことになりました。
シベリアンハスキーを苦しめていた首輪
スタッフは首元に気をつけながらリードを装着して車へ運びますが、このシベリアンハスキーは若いのに足の関節が曲がってしまっていました。
そして動物病院へ運ばれたシベリアンハスキーは、ただちに全身麻酔を行なって首輪の除去手術を開始しました。
小さい頃から付けられていたであろう首輪は、成長とともに徐々に皮膚へ食い込んでしまっており、血液やリンパ液の流れを滞らせていたのです。
かなりボロボロになった首輪には、引っ掻いたような傷がありました。
どうやらこのシベリアンハスキーは、食い込んでくる首輪を自分でなんとか外そうとしていたのでしょう。
そして無事に手術に成功したシベリアンハスキーは、完全に回復するまでに1ヶ月ほどかかってしまいました。
もっと早く飼い主が首輪を取り替えてあげれば、こんな苦しい想いをしなくて済んだのに・・・。
そう思うと本当に心が苦しくなりますね。
回復したシベリアンハスキーのその後
そこには友達と一緒にボールで元気に遊んでいる姿がありました。
今まで動けなかった分を取り戻すかのように元気に動き回っていますね!
今回は隣人による通報で無事に助かりましたが、まだまだネグレクトされているペット達はたくさんいるのが現状です。
こんな辛くて苦しい環境から早く救い出してあげて、素敵な里親さんの元へ引き渡せる日が早く来て欲しいと願うばかりです。