猫は悲しまない生き物だと思っていた
―― 猫同士の友情から見えた「猫の感情」を描く漫画に「泣ける」の声
ねとらぼ
突然の別れが訪れます
「愛猫たちの死の別れがきっかけで、猫も悲しむ感情を持っていることに気が付いた」という漫画が投稿され話題となっています。
投稿は現在6万RTを突破、17万8000件以上のいいねがついています。
投稿した泉福朗さんが初めて飼った猫のプリシラさんは、遊びのつもりでも血が出るほどかんでしまうクセがある猫ちゃん。
困っていた泉さんは「猫は猫同士で遊びながら加減を覚えていく」という話を聞き、保護猫のティアラさんもお迎えすることにしました。
プリシラさんとティアラさんはあっという間に仲良しに。
一緒に遊んだりイタズラしたりと、片時も離れず毎日を過ごしていきました。
しかし、プリシラさんの大親友だったティアラさんは4歳半で急死してしまいます。
ティアラさんの死後、特に落ち込むこともなく、いつもと同じ態度のプリシラさんに対し、泉福朗さんは「生あれば死がある。動物たちはその自然の法則を受け入れている」「悲しみの感情がないなんて、うらやましいなぁ」という思いを抱きました。
人間の目には、ティアラさんの死を平然と受け止めているように見えたプリシラさん。
でもそれは後に思い違いだったことが分かります。
ティアラさんの死後、プリシラさんは3日間何も食べず、心配した泉さんは病院へ連れて行くことにしました。
獣医師さんから原因は「強いストレス」と告げられた泉さん。
プリシラさんもまた、ティアラさんの死に深い悲しみとストレスを感じていたのです。
「猫はとってもクールな生き物だとそれまでは思い込んでいました」という泉さん。
漫画は、「表現の仕方が違うだけで、猫も私以上に悲しいのだという事がわかりました」という言葉でしめくくられています。
人間にあまりこびず、自由気ままにふるまう態度からクールな性格だと思われがちの猫たち。
でも実は猫も人間と同じように悲しみ、悲しい出来事に心を痛めている。
そんな大事なことを教えてくれるエピソードでした。
投稿には「涙が出てきた」「人間みたいに泣けないから余計につらいんだろうな」「うちの猫にも同じようなことがありました」などの感想が寄せられています。
18世紀の海洋ロマン活劇を描いた漫画『海王ダンテ』の原作者で、飼い主の泉福朗さんのTwitterでは他にも、現在仲良く一緒に暮らす犬や猫たちのエピソード漫画も投稿されています。
画像提供:@okaeri_eripiyoさん
【漫画】