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登下校見守るワン

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登下校見守るワン
 おおい 愛犬家のパトロール隊発足

2018年10月19日(金) 日刊県民福井


パトロールに出発する見守り隊の犬と飼い主たち=おおい町本郷小で

散歩コースや時間帯を工夫
雨の日も、風の日も欠かすことのできない愛犬の散歩。
その時間やコースを工夫して、児童たちの登下校を見守ろうと、おおい町で「わんわんパトロール隊」が結成された。
児童が一人になりやすい箇所を把握して一緒に歩くなど、死角のない活動を目指す。
                 
見守り活動は、数年前から本郷地区の愛犬家を中心にボランティアとして徐々に広がった。
町は本年度、この活動を支援しようと19万円の予算を計上。
「わんわんパトロール」と書かれた反射材付きの犬用ベストを製作した。
参加者を新たに募り、本郷、佐分利、名田庄各地区の柴犬やゴールデンレトリバー、ウェルシュコーギー、ポメラニアンなど、合わせて16匹とその飼い主によるパトロール隊が発足した。
17日、本郷小で開かれた結成式には10匹と飼い主が参加。
雄は黄色の、雌はオレンジ色のベストに身を通し、早速散歩に出発した。
同町父子の四方英一さん(71)は、4月から雌の柴犬「花」と見守りに参加している。
捨て犬だった花は保健所から3月に引き取った。
おそらく10歳を超える老犬で、引き取ったときはやせて毛並みも悪かったが、毎日の散歩でメキメキと回復。
毎朝7時、近所の小学生が交通量の多い横断歩道2つを渡りきるまで一緒に歩く。
四方さんは「自身や愛犬の健康づくりの日課を、安全な地域づくりにもつなげたい」と話した。
普段は個別で活動しているが、23日から25日の朝夕と26日の朝は、初めての合同パトロールを実施する。
中川和博教育長は「地域として防犯に力を入れていることが、この活動を通じて外部にもどんどん伝わっていくといい」と期待した。
(山谷柾裕)


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