事故で半身不随になった飼い主の車椅子を押す犬(フィリピン)
2018年7月19日(木) Techinsight
犬は飼い主に最も忠実な動物と言われるが、このほどフィリピンの路上でまさにそのような光景に出くわした女性が動画に収めた。
『Metro』などが伝えている。
6月30日、フィリピンのダバオ市でフェイス・レヴィラさんと夫のダンジョーさんは心温まる光景を目撃した。
車を運転し家に帰る途中だったフェイスさんは、目の前を車椅子に乗った男性が走行しているのを見た。
フェイスさんとダンジョーさんを驚かせたのは、その車椅子の後ろを懸命に鼻で押している1匹の犬だった。
飼い主の車椅子を懸命に押す犬
(画像は『Metro 2018年7月16日付「Dog pushes owner in wheelchair after motorbike accident leaves him paralysed」(Picture: Viral Press)』のスクリーンショット
男性が必死で車椅子の車輪を両手で回している姿を励ますかのように、犬は休むことなく後ろから押し続けている。
まるでニ人三脚のような息の合った姿にフェイスさんは感動し、車を脇に止めて男性に話しかけた。
ダニロ・アラルコンさん(46歳)は数年前にバイク事故で脊髄を損傷して以来、歩行が不可能になったという。生後すぐに飼い始め現在7か月になる犬は“ディゴン”といい、その名はフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の愛称からとったそうだ。
後日、ダニロさんをお気に入りのバッフェに誘い、食事をごちそうしたフェイスさんはこのように話している。
「テレビ番組で見るような光景を目の当たりにしたような気持ちになりました。ダニロさんと忠実な飼い犬の姿を見て心がとても温かくなりました。美しい光景を見せてくれたお礼にごちそうさせてほしかったんです。」
このニュースを知った人からは「やっぱり犬ほどいいペットはいないな。心がほっこりする」「犬ほど忠実で賢い生き物はいないよ。世の中で犬を虐待する人がいる事実が悲しくてならない」「犬は人間のいい仲間だね」といった声があがっている。
ダニロさん(右)の車椅子を押すディゴンを見かけたフェイスさん(左)
(画像は『Metro 2018年7月16日付「Dog pushes owner in wheelchair after motorbike accident leaves him paralysed」(Picture: Viral Press)』のスクリーンショット)
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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