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生後5か月の仔犬の体に「タダ」と落書きし捨てた女(米)

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生後5か月の仔犬の体に「タダ」と落書き 捨てた女逮捕される(米)

2018年6月6日(水) Techinsight




油性ペンで体に落書きされ捨てられた仔犬(画像は『Brittany May 2018年5月25日付Facebook』のスクリーンショット)

「飼えなくなったから」「要らなくなったから」という理由でペットを捨てる人がいるが、このほど捨てた犬の体に油性ペンで落書きをした元飼い主の女が逮捕された。
無事に保護された犬は動物愛護協会に引き取られ、現在は新しい飼い主が見つかったようだ。
『TODAY』『Fox 32 Chicago News』『Chillicothe Gazette』などが伝えている。

5月24日の夜、米オハイオ州チリコシーにあるヨクテンジー公園で、1匹の仔犬がクレート(プラスチック製のキャリーケース)に入ったままの状態で捨てられているとチリコシー警察に通報が入った。
犬は生後5~6か月のラブラドールミックスの仔犬で、頭や胴体には油性ペンで「FREE(タダ)」「I am gift from God(神様からの授かりもの)」「Good Home Only(良い家にだけ連れてって)」という落書きがされてあった。
保護された仔犬はその後、非営利団体「Ross County Humane Society(ロス郡動物愛護協会)」に連れて行かれ、奇跡を意味する「マーヴェラ」と名付けられた。
マーヴェラは同団体スタッフらにお風呂に入れてもらい、体の落書きを綺麗に落としてもらった。
スタッフのブリタニー・メイさんは自身のFacebookアカウントに保護した時のマーヴェラの写真を投稿し「どうやったらこんな酷いことができるの!? 最低中の最低ね!」と怒りを露わにした。
またマネージャーのサラ・カントレルさんも、このように語った。
「犬の落書きに私たちスタッフは大きなショックを受けました。なんて子供じみたことをするのだろうとも思いました。元の飼い主は大家から犬の飼育を禁じられてマーヴェラを捨てたようです。ペットの救済団体や保護施設に相談するという他の選択肢を探すこともせずに捨てたのです。マーヴェラは幸いにも熱中症にはなっておらず、私たちが引き取ってからもスタッフに可愛がられて元気にしています。」
予防接種も済んだマーヴェラの新しい飼い主を求めたところ、90通ほどの申し込みが団体に寄せられたという。
そしてマーヴェラは保護されて1週間も経たない5月30日に、新しい家族のもとへ引き取られていった。
なお、元の飼い主の女は動物虐待および遺棄、飼育放棄の容疑で逮捕された。
年間1,200匹の犬を引き取っているという「Ross County Humane Society」では、例外もあるが通常は飼えなくなった飼い主の代わりに同団体が面倒を見るという条件で50ドルの引き取り料(約5,500円)を受け取るシステムになっている。
これまでにも様々なケースを目にしてきた責任者のジェン・トーマスさんは、「飼えなくなったからといって、捨てるということだけが選択肢ではありません。常にいろんな選択肢があり、容易ではないですが捨てるよりもずっといい方法もあるのです」と、「飼えなくなったから捨てる」という決断をすぐに下してしまう無責任な飼い主に訴えている。
このニュースを知った人からは「犬猫が遺棄されるのは毎日のように起こっているわけよね・・・こんなニュースを見たら本当に心が痛む」「元の飼い主は、なんて無責任で酷い奴なんだ」「捨てるだけでも酷いのに、こんな落書きまでするなんて本当に最低!」「でも新しい飼い主が見つかって良かったね」「これからはどうか幸せになってね」といった声があがっている。
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)


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