犬猫の殺処分激減 旭川市愛護センター 保護期間延長し譲渡増
2013/04/07 北海道新聞
犬猫の殺処分が減っている旭川市動物愛護センター「あにまある」の保護室
【旭川】捨てられるなどした犬や猫を収容する旭川市動物愛護センター「あにまある」が昨年9月、市郊外から中心部に移転した後、殺処分数が激減した。
猫は年間400〜600匹、犬は40〜70匹が処分されていたが、移転後の約7カ月間でそれぞれ17匹、ゼロ。収容スペースを約6倍に広げて長く保護できるようにし、その間、交通の便も良くなってペットを求める人が訪れやすくなり、譲渡されるケースが増えたためだ。
旧センターの収容のための保護室は12平方メートルしかなく、古市篤所長は「持ち込まれたらすぐ処分せざるを得なかった」と説明する。
新センターは68平方メートルに拡張され、最低でも14日間は保護できるようになった。
殺処分した猫は、回復の見込みがない大けがをしていたり、凶暴で人慣れさせるのは無理と判断した場合という。