市営住宅で猫30匹以上を飼育の女性に強制退去を執行へ
名古屋市が明け渡し求め提訴
2018年5月30日(水) メ~テレ(名古屋テレビ)
名古屋市北区の市営住宅で多数の猫を飼育していた住人の女性に、市が部屋の明け渡しを求め訴訟を起こし、名古屋地裁が請求を認めていたことがわかりました。
訴状などによりますと、北区桐畑町の市営住宅で40代の女性が部屋で猫を30匹以上飼い、周囲の住民から市にふん尿の臭いや鳴き声などの苦情が寄せられていました。
市が女性に対応を求めましたが改善されなかったため部屋の明け渡しを求めて提訴し、3月に名古屋地裁が請求を認める判決を言い渡しました。
市は6月11日に強制退去を執行するとしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00181706-nbnv-l23
猫たちの未来は・・・
飼育禁止の市営住宅で猫30匹飼う
40代姉妹が来月強制退去に 名古屋
2018年5月30日(水) 東海テレビ
名古屋市の市営住宅で猫30匹ほどを飼育し、悪臭などで周辺の住民に迷惑をかけたとして、名古屋市が飼い主の姉妹に住宅を明け渡すよう求める訴えを起こし、認められていたことがわかりました。
名古屋市北区にある市営住宅。窓辺にごろりと寝ころぶ猫たちの姿が確認できます。
犬や猫の飼育が禁止されているこの市営住宅に猫がいるのは、去年2月に入居した40代の姉妹がもともと飼っていた猫を連れ込んだため。
最初は数匹だったのが、子どもが生まれるなどして、今ではおよそ30匹にまで増えているとみられています。
猫たちは今も部屋の中にいて、住民は悪臭や虫、そして鳴き声に悩まされています。
近隣住民の女性:「虫やハエがたかって不衛生。寝ようかなとしたら、猫が動き出してうるさいですね、鳴き声とか」
別の女性:「今でも臭ってきます。夏場は(窓を)あけられない。臭いで起きることもありました」
苦情を受けた名古屋市は、姉妹に何度も改善を求めましたが、聞き入れられなかったため、今年1月に住宅の明け渡しを求めて提訴。
3月にこれを認める判決が出て、来月11日までに強制退去することが決まりました。
姉妹はこれに応じる姿勢だということですが、気になるのは猫たちの行方・・・。
28日、この部屋に立ち入り指導に入った名古屋市の動物愛護センターの職員は・・・。
動物愛護センター職員:「ひどい状況で、猫が飼える、人が住める状況ではありませんでした。刺激臭で目を開けていられないくらい。飼えない猫は里親を探すよう指導しました。どなたか見つかることを祈っています」
捨てられた猫が可哀想で拾ってきた、と話しているという姉妹。
しかし、その無責任な飼育が猫たちの未来も危ういものにしています。