飼い犬にえさを与えなかった疑い、68歳男を逮捕 岐阜
2018年4月11日(水) 朝日新聞
飼い犬がいた建物=2018年4月11日午後、岐阜県大垣市、松浦祥子撮影
飼っていた犬を建物内に閉じ込め、えさを与えないなどの虐待行為をしたとして、岐阜県警大垣署は11日、住居不定、アルバイトの男(68)を動物愛護法違反と県動物愛護条例違反の疑いで逮捕し、発表した。
「閉じ込めてはいない」などと容疑を一部否認しているという。
署によると、男は、今年1月下旬から2月15日までの間に、岐阜県大垣市の建物に飼い犬2匹を閉じ込め、えさや水を与えず虐待したほか、2月14日には県西濃保健所の立ち入り検査を拒否した疑いがある。
昨年11月、同保健所が立ち入り検査をした際、30匹近くの犬を確認したが、2月15日に警察が捜索した時には2匹しかおらず、屋内には犬の骨が散乱し、排泄(はいせつ)物が堆積(たいせき)していたという。
飼い犬虐待容疑で逮捕=68歳男、自宅に骨20本―岐阜県警
2018年4月11日(水) 時事通信
自宅に飼い犬を閉じ込めて餌を与えなかったなどとして、岐阜県警大垣署は11日、動物愛護法違反などの疑いで住居不定、アルバイト大岡茂容疑者(68)を逮捕した。
「閉じ込めたわけではない」と容疑を一部否認している。
同署によると、大岡容疑者は2階建ての自宅を犬の飼育に使い、自分は車で寝泊まりしていた。
保健所は2012年から改善を指導し、昨年11月には自宅で30匹近くの犬を確認したが、同署が今年2月に家宅捜索した際に保護したのは2匹だった。
自宅からは犬の頭蓋骨など約20本の骨が見つかり、同署は10~20匹分とみている。
約30匹の飼い犬を虐待した男性を逮捕
「悪質な飼い主には厳罰を」と怒りの声
動物愛護法違反などの疑いで、男性が逮捕された。
2018年4月12日(木) しらべぇ編集部
自分より弱い動物を傷つけるという凄惨な事件がまた・・・。
飼い犬に餌や水を与えなかったとして、岐阜県に住む男性が動物愛護法違反などの容疑で逮捕された。
■自宅からは犬20~30匹の白骨
報道によると、逮捕された男性(68)は岐阜県の自宅に飼い犬2匹を閉じ込め、餌や水を与えないなどの虐待をしたという。
6年ほど前から、保健所に対して苦情が近隣住民から入れられており、保健所の職員が立ち入り検査をしようとするも男性が拒否。
通報を受けた警察も捜査に乗り出し、今回の逮捕にいたった。
男性の自宅からは犬20~30匹の骨も見つかっている。
■「かわいそう過ぎる」
今回の報道に対し、ツイッターや女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では、被害にあった犬への悲しみの声や逮捕された男性への怒りの声が相次いでいる。
「かわいそう過ぎる。犬たち、苦しかったし悲しかったろうな」
「こんなの酷い。ワンちゃんたちが何をしたって言うんだ」
「容疑者は何を考えているのだか。『死んでかわいそう』とかの感情すらないんだろうな」
■動物虐待への厳罰化を望む声も
また、たびたび起こる動物虐待への対処方法や、刑罰をもっと厳しくするべきといった現行の法体制についての意見も見られた。
「もうホンマに飼い主免許制度にしようよ。戸籍登録できるなら1匹につきいくらかペット税を取ればいい。その代わり悪質な飼い主には厳罰を」
「保護した2匹への虐待罪は立件・処分されるけど、白骨化した犬は死因が立証できないとされるのがこれまでのパターン。今回はどうなるか」
「飼養適正審査して学んでから引き渡す仕組みと、登録違反の罰則の強化が実現できないと繰り返されるだけ」
「逮捕されても刑務所に行くこともなく罰金で済むんだろうな。刑罰をもっと重くしてほしい」
■ペットをいじめた経験者は・・・
しらべぇ編集部では、全国20~60代のペットを飼ったことがある男女869名に「ペットをいじめた経験」についての調査を実施。
その結果、全体の17.3%が「いじめたことがある」と回答した。
ネットでの投稿にも多く見られたように、ペットに関する法律を整備していけなければ、今回の事件と同じことがまた繰り返されていくのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・野瀬 研人)