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日本犬と洋犬の違い

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日本犬と洋犬の違い

わんちゃんホンポ



日本犬とは柴犬や紀州犬などの日本原産の犬。一方、洋犬は日本以外の海外の国が原産の犬を表します。
犬は生活環境や人間と暮らしてきた長い歴史の中で、さまざまな性質の違いを持つようになりました。
そのため洋犬といっても、その性質は原産国や犬種によって多種多様です。
そんな中でも、今回は特に特徴的な日本犬と洋犬との違いをご紹介します。

【日本犬の特徴】


✔秋田犬
✔甲斐犬
✔紀州犬
✔柴犬
✔四国犬
✔北海道犬
一般的に「日本犬」というと、国が天然記念物として指定している、これらの6犬種のことをいいます。
広義の日本犬には「狆/土佐闘犬/日本テリア/日本スピッツ」といった、外来の犬
種を元に作出された日本原産の4犬種も含まれます。
今回は一般的な日本犬である6犬種が持つ主な特徴を見ていきたいと思います。

性格


✔落ち着きがある
✔飼い主に従順
✔警戒心が強い
✔忍耐強い
日本犬の性格的な特徴として、落ち着きがあり、飼い主に従順だといわれます。
また、日本では昔から番犬や猟犬として飼育されてきたため、強い警戒心を持ち合わせています。
飼育環境も外飼いが基本だったため、四季の変化がある日本に適応できるように、忍耐強いといった要素も持ち合わせています。
なお、飼い主に従順な反面、人懐っこさはあまりありません。
飼い主に対しても、程よい距離感を保つといわれています。
そのため愛犬を溺愛するタイプの飼い主の場合、犬がストレスを感じてしまう可能性があります。

特徴


✔一代一主人
✔程よい距離感
✔犬に興味がない
日本犬は「一代一主人」と呼ばれるように、一生を一人の主人に仕えるという表現をされます。
信頼できる一人の飼い主にのみ心を開くのだそう。
一方、前述したように飼い主に対しても程よい距離感を望む犬種が多いため、溺愛には注意が必要です。
距離感を保って、リーダーとメンバーとしての距離感を保つことができれば、一生の良いパートナーとなるでしょう。
また、飼い主に対しては従順なものの、他人に対しては興味を抱くことが少ないといわれます。
それは他の人間に対してもですし、犬に対しても興味を示さない個体も多くいます。
警戒心も強いため、見知らぬ人や犬には注意が必要です。
これらの要素から日本犬の飼育は素人には難しいといわれます。
日本犬を飼育する場合、特にリーダー(飼い主)としての知識をしっかりと身に着ける必要があります。
✔見た目の違いはほとんどない
✔ダブルコート
日本犬の6犬種には大きさや毛の色の違い以外には、見た目に違いがほとんどありません。
また、日本の四季に適応できるように、夏毛と冬毛といったダブルコートの被毛を持っていることも特徴です。

【洋犬の特徴】

洋犬とは日本が原産である犬以外の犬種のことを表します。
日本犬は先に紹介した通り、天然記念物に指定されている6犬種と日本原産の4犬種を合わせた10犬種ほどですが、洋犬には世界中に多くの種類がいます。
例えばプードルやビーグル、ダックスフンドやチワワにフレンチブルドッグ・・・その犬種は実に多種にわたります。
しかし、そんな洋犬にもいくつか共通の特徴があるため、その点について日本犬との違いをご紹介します。

性格


✔人懐っこい犬種が多い
性格については、犬種が多い分、多種多様です。
しかし、日本でも人気のダックスフンドやフレンチブルドッグ、ゴールデンレトリーバー、トイプードルといった犬種は愛想よく、人懐っこい性格だといわれます。
洋犬は特に猟犬や牧羊犬といった「役割」を持つ犬種が多く、そのために人間によって品種改良が勧められてきました。
また、日本犬とは異なり、人間のパートナーとして距離感が近い飼育のされ方をしていたケースが多いため、人懐っこい犬種が多いといわれます。

特徴


✔犬も好き
日本犬との大きな違いとして(日本犬の中でも個体差はありますが)、人懐っこさと共に「犬好き」といった一面も持ち合わせている犬種が多くいます。
そのため、日本犬と比較した場合は多頭飼いに向いている犬種が多いといわれます。
✔超小型犬から超大型犬
✔シングルコートからダブルコート
身体的な特徴として、洋犬には超小型犬と呼ばれる犬種から、超大型犬と呼ばれる犬種まで様々な大きさがいます。
また、身体の形についても、船底型、たる型、扁平型といったように、犬種によって大きく形が異なります。
被毛についても、寒い国の犬種の場合はダブルコート、暑い国や愛玩犬として改良されてきた犬種やシングルコートといったように、犬種によって異なります。

まとめ


かつては庭先で飼育されている犬は日本犬がほとんどでしたが、現代では世界中の多種多様な犬種を見ることが増えました。
犬はそれぞれ犬種としての特徴を持ち合わせているため、その特徴を知ることは飼育する上で大事なことですが、やはり性格は個体によるものが大きいです。
また、個体差があるからこそ、愛犬のことを愛おしく思えるのかもしれませんね。


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