県内第1号・セラピー犬初仕事 福井の施設京舞妓と一緒に訪問
2017年12月10日(日) 日刊県民福井
セラピー犬のハイル(手前)に触れ、笑顔になるお年寄り=福井市の羽水きらめきデイサービスで
NPO法人日本アニマルセラピー協会が認証する県内初のセラピー犬のハイルが9日、福井市羽水一丁目の「羽水きらめきデイサービス」を訪れ、お年寄りたちと触れ合った。
6月に認証を受けて初めての活動。
お年寄りに優しく寄り添う姿に、同協会福井事務局で飼い主の山口博通さんも「セラピー犬として合格」と太鼓判を押す。
デイサービスへの訪問は、福井市大町の創作料理店「伊呂波(いろは)」が、地域貢献として企画。
京都の五花街の一つ、祇園宮川町から訪れた舞妓(まいこ)の菊咲奈(きくさな)さん、芸妓(げいこ)の美恵雛(みえひな)さんとともに、ハイルも、デイサービスに通うお年寄りら約50人との触れ合いに参加した。
美恵雛さんらは、舞を披露した後、お年寄りたちと記念撮影。
ハイルはその間、無駄ぼえすることなく、舞台とお年寄りらをじっと見守り、舞が終わるとお年寄りたちの近くへ。
ハイルの頭や首をなで、そのぬくもりに触れたお年寄りたちは、心身共に癒やされているようだった。
シェパードやコリーを飼っていたという女性(89)は、ジャーマンシェパードのハイルの姿を見ると、涙ぐんで喜び「昔飼っていた犬を思い出して、うれしかった」と話した。
別の女性(80)も「大きくてびっくりしたけど、おとなしくてかわいい」と笑顔を見せた。
(清兼千鶴)
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県内第1号・セラピー犬初仕事(福井)
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