近所の人気者 イノシシのブーブーちゃん
2017年11月7日(火) MBC南日本放送
さつま町の民家でかわいがられるイノシシが、話題になっています。
話題のイノシシは、さつま町船木の木下亨さん59歳と妻の「ひとみ」さん55歳が飼育している2歳のメスイノシシです。
現在、体長1メートル、体高65センチ、体重60キロと貫禄があり、知らない人が近づくと、毛を逆立てる番犬ならぬ、「番イノシシ」となっています。
イノシシと木下さんの出会いは2年前。
弱っていた子どものイノシシを保護し、リンゴやバナナを食べさせて命をとりとめました。
(亨さん)「バナナとりんごと食べさせてあんなに(大きく)なった」
保護したときは30センチと小さかったのですが、すくすくと成長しました。
木下さん夫妻がつけた名前はブーブーちゃん。
ブーブーと可愛らしい声を出すことから、名付けました。
一見すごみがあるブーブーちゃんですが、木下さんのペットの3頭のダックスフントや、近所の人達には優しくふるまい、人気者となっています。
(ひとみさん)「こんなになつくとは思わなかった。主人から離れない。こうやって寄ってくると癒される。犬と一緒ですね。向こうも分かるのかなこっちの愛情が」
ブーブーちゃんの運動場は、木下さんの庭と、近所の小倉秋子さん82歳の畑です。
木下さん宅と小倉さんの畑には1メートルの段差がありますが、ブーブーちゃんは、身軽に飛び越えています。
畑の持ち主の小倉さんは、目を細くして見守っています。
(小倉さん)「野菜にはなんもせん。感心じゃいよ。たまに掘ったりするけど、カライモを植えているけど、取らない」
木下夫妻は、ずっと面倒を見て行きたいと話しています。
(亨さん)「みんな食べるがっていうけど、死ぬまで飼う。こんなにかわいいのに。ダメです」
(ひとみさん)「大きくなったら食べるかなと思ったけど、それはできない。まだ大きくなるかもしれないけど、小屋も考えないと、と言っています」
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