2013/12/16 産經新聞『談話室』より
インコに命の大切さ教わる
インコの寿命は7年と言われています。
小学1年生の時から飼っているわが家のメスのインコが、その7年目を迎えています。
飼い始めたときはおとなしい子でしたが、成長とともに鳴き声は大きくなり、カゴの中で元気に飛び回っていました。
それが最近では 動きが鈍くなり、鳴き声も小さく、数少なくなり、さらには食べる餌も、飲む水も少なくなりました。
その様子は動かないおばあさんのようですが、それでも彼女は、家族が帰ると必ず顔を向いて「ピッ、ピッ」と鳴いて迎えてくれます。
私にははっきり「おかえり」と言ってくれているように聞こえます。
そんな様子を毎日見ていると、彼女はこれまで私たち家族に、命や生きることの意味を教えてくれていたような気がします。
あと何年生きるかわかりませんが、私は彼女を見習い、一日一日を大切に生きようと思っています。
東京都 13歳 中学生