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たばこ店の看板猫「ハチ」が本に

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<看板猫>たばこ店のハチが本に 児童書作家が密着取材

2017年5月25日(木) 毎日新聞


幸運の招きネコとして人気のハチ=水戸市宮町の宮下銀座商店街で

水戸市宮町の「糸久たばこ店」に鎮座する雌ネコ「ハチ」の本「こまり顔の看板猫! ハチの物語」(集英社みらい文庫)が出版された。
そのユニークな風貌で東日本大震災後の商店街を元気付け、いつしか「幸運の招き猫」とも呼ばれるようになった半生を描いた。

ハチは2011年4月生まれ。
真っ白な毛に覆われた体と、額にある末広がりの八の字眉が特徴だ。
飼い主のフリーライター、前田陽一さん(60)が友人からもらい受け、日中は同たばこ店を営む知人の長谷川香さんに世話を頼んだ。
同たばこ店では宝くじも販売しており、末広がりの御利益にあずかろうと、ハチ目当てで多くの客が訪れるようになった。
15年6月にはNHKの「ドキュメント72時間」でも取り上げられ、全国的な人気を呼んだ。
著者は和歌山県紀の川市が舞台の「猫のたま駅長 ローカル線を救った町の物語」で知られる児童書作家、西松宏さん(51)。
昨夏と秋、自宅のある福岡市から水戸市に通って密着取材した。
前田さんが「箱入り娘」と言うハチは現在6歳で体重約5キロ。
長谷川さんによると、たばこ店には平日の午後1~6時に「いることが多い」。
本は新書版で640円(税別)。
【根本太一】



【写真特集】末広がり見れば幸福呼ぶ


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